設立趣旨
私たちが暮らす浅原は,廿日市市の中山間地域にあり,少子高齢化・人口減少が進む地域です。買い物や通院の不便さ・空き家の増加・農地の荒廃・後継者不足など様々な問題に直面しています。 そのような状況にあっても,浅原の地域住民が力を結集し,浅原に縁のある人々を通じて協力を得,行政とも連携しつつ,浅原に誇りと自信を持って,地域づくりに取り組んでいかなければなりません。 これまで私たちは,地域の伝統文化,とりわけ江戸時代初期に当地で過ごされた上田宗箇に纏わる史跡やまつり,茶の文化などの次世代への継承,駐在所の廃止による防犯パトロールなどの安心安全,高齢者の見守りやごみカレンダーの作成など,「活気ある浅原を創る会」として取り組んでまいりました。 また,浅原小学校の統合後は,「浅原の未来を創る会」として,これまでの活動に加え,跡地に整備された市の交流拠点の企画運営を受託し,地元野菜の産直市やカフェの運営をしつつ,令和4年度は,誰もが安心して浅原で暮らし続けられるためのビジョンづくりに着手しています。そのような中,浅原のみんなで考え,話し合い,実践活動をしていく中で,新たな課題やこれからの事業展開のイメージが見えてきました。 幸い、昨年実施した『浅原まちづくりアンケート』では,多くの住民が浅原の風景や自然、人情に強い愛着を持っていることが分かりました。浅原の魅力を感じて移住してくる人も少しずつ増えています。 今回,法人として申請するに至ったのは,法人化により,活動の幅を広げることができ,持続的な活動の基盤が確立され,将来にわたって浅原の地域自治及び地域経済活動の活性化に貢献できると考えたからです。地域住民の思いを紡ぎ,人づくり・つながりづくり・地域づくりにより生活基盤を強化し,農山村の地域資源を活用したコミュニティビジネスや移住・交流の促進によるいきがいづくり,買い物や移動支援などの生活支援サービスにより,地域住民一人一人の生活の質を向上させ,穏やかで誰もが安心して暮らし続けられる浅原のまちづくりに寄与したいと思っています。 また,任意団体である「浅原の未来を創る会」の活動や協議機能は継続しつつも,新たに実行機能を持つ団体の立ち上げに当たっては,地域住民の理解や協力を得やすく,支援が受けやすいのではないかとの思いから営利を目的としない特定非営利活動法人が最適だと考えました。
団体紹介
名称 | 特定非営利活動法人NPOあさはら |
設立 | 令和5年2月 |
事務局住所 | 広島県廿日市市浅原2662−3 |
役員一覧 | 理事長 酒井 豊裕 副理事長 岡 信嘉 同 二宮 理 理事 川西 憲之 同 酒井 和文 同 部屋 伸仁 同 古川 憲吾 同 長尾 都夫 同 藤井 綾子 同 山村 まゆみ 監事 藤澤 美百合 同 向井田 准二 |
定款 | ダウンロード |
沿革
平成8年5月 | 住民有志による「活性化会議」発足 |
平成12年4月 | 「活性化会議」を「活気ある浅原を創る会」に名称変更 |
平成15年4月1日 | 地域住民を会員とした「活気ある浅原を創る会」設立 |
平成16年2月1日 | 活気ある浅原づくり(いきいきプラン)策定 |
平成31年4月1日 | 「活気ある浅原を創る会」を廃止し,「浅原の未来を創る会」を発足 |
平成31年4月1日 | 廿日市市から浅原交流拠点施設の企画運営業務の受託が始まる。 |
令和3年3月25日 | 浅原ビジョン策定に向けアンケート調査実施 |
令和4年4月 | 小さな拠点を企画運営する地域運営組織として,NPO法人の設立が地域から提案され,多くの賛同を得たことから「浅原の未来を創る会」が中心となり,NPO法人の設立に向け準備を開始 令和4年5月27日 「浅原の未来を創る会」の有志による法人設立準備会を発足 |
令和5年2月10日 | 「特定非営利活動法人NPOあさはら」設立 |